みなさん、ジジです。こんにちは。
お読みいただきありがとうございます。
さて、ジジの4泊5日の「胆嚢摘出手術」入院~手術の巻に続き、後半の「胆嚢摘出手術」手術後〜退院の巻です。
手術直後から6時間くらい後に体に取り付けてあった計測器が外れ、あとは点滴を残すのみとなりました。今回はその後のようすをお伝えします。
ジジの「胆嚢摘出手術」手術後〜退院まで
点滴だけの状態で、身体的な状況や手術による痛み等も随分楽になりました。
【手術の翌日】
■執刀医及び、担当医のチェック
手術の傷口のようすを見て・・・「とても、きれいになっているとほめられました。」
■肺と手術部位のレントゲン
ベッドに寝たまま、そのまま撮影してくれました。
■採血
■着替え
丁度、手術室に入ってから12時間経過した午前9時の段階で、それまでの手術着から病院内での寝間着(ジジの場合は、スウェットの上下)に着替えました。
点滴につながれていましたが、スタッフ(看護師)さんの手伝いがあって簡単に着替え完了。さすがだ!
■体拭き
スタッフによる、体拭き。
使い捨てのタオル状のものを温めてきてくれて(しかも、山盛り)一生懸命からだを拭いてくれました。
じっとしていても、仕方がないので自分もできる範囲は自分でからだを拭きました。
その時、どうしても自分では拭きにくいところがあって、ベッドに腰かけていたのを立ち上がったところ、「順序があるのでまだ立たないで」とスタッフさんからのアドバイス。
どうやら患者さんの中には、起ちあがった拍子にふらっときて、倒れる危険もあるとの事。
■歩行訓練
手術室に入ってから12時間+αの段階ですが、いよいよ、立ち上がりの訓練。
誤って、体拭きの時にすでに立ってしまってましたので、特別な注意はせずに、すぐに立ち上がり点滴を引きながら歩行訓練。
あまり、棟内を自由に歩行とはならないので、見渡せる廊下を100mくらい、行ったり来たりしました。
途中で、体調の変化について、スタッフから質問がありましたが、何も問題なく、スタスタ歩くジジに「これなら大丈夫」と太鼓判。残りは、一人で歩けばよいということや、適時歩いた方が回復が早いとアドバイスを受けました。
したがって、1時間に200mくらいの範囲で歩行する事を自分なりに決めました。
■手術後の昼食(手術からおおよそ15時間後)
全粥の予定とされていましたが、実際のメニューは「親子うどん」とフルーツや煮物など。
ジジは病院でこういったメニューが出るなんて思ってもなく、昔のイメージとは全く異なる病院食に感動しました。
また、全粥のメニュー中にこういった病院食メニューが組み立てられるのは、管理栄養士さんのすごい計算力!
と同時に患者の希望や思いを尊重し考慮されているのだなと感じました。
■お昼の体調チェック
体温、血圧、パルスオキシメーター(酸素飽和度測定器)チェック
■投薬として痛み止め「ロキソプロフェン」服用開始
定期服用ではなくて、適時です。結構、この薬は効きます。
服用には、胃薬「レパミピド」がセットになります。
■1時間ごとの歩行訓練継続。
■夕食
全粥に味付け用の塩が添付。
あわせて、ミートローフと添え物にフルーツ。
うーん、病院食にしては結構ごちそうだと思う。
お昼の親子うどんより、少し病院食らしくになったように感じましたが、やっぱり昔の病院食の印象とは進化しているなと思いました。
それから、今日はたまたまジジの誕生日だったので、スタッフの皆さんからの誕生日祝いのメッセージカードが添付されていました。
正直、涙が出るくらい感動しました。
それに、今どきの病院というのは、生年月日を知っているとは言っても、こういうイベント的な対応までしてくれるんだなと思い、これまた管理栄養士さんを始めスタッフの方々に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
この年になると、息子たちが自立した後はババとふたりだけの生活なので、誕生日のイベントも年々と簡素化。
やっぱり、気恥ずかしいけど、人に祝って貰うのは嬉しいものだなぁ。
■定期チェック
■再度、執刀医のチェック
回復順調との事で、翌々日の退院を宣言されました。
【手術の翌々日】
■手術部位に貼っていた、絆創膏を除去
交換ではなくて、除去です。早いなあ。
■シャワー
気持ちいい。
■朝昼晩の体調チェック
■痛み止めは、当初の6時間おきくらいから、徐々に時間が延びています。それだけ、痛みが軽くなっているということです。
■執刀医及び、担当医のチェック。
執刀医から、翌日の退院について、口頭にて正式に許可。
加えて、次回の診察は2週間後と伝えられました。あとは退院に向けてカウントダウンです。
■朝ごはん
全粥、味噌汁、漬物、梅干し、低脂肪牛乳(ジジは牛乳はずっと苦手だったけど、これはおいしい。)
■昼ごはん
全粥、ハバロア、お肉、野菜蒸し、添え物
なんか、ボリュームが多いなあ、しかもおいしい。
■晩ごはん
全粥、味噌汁、それとなんとジジが大好きな煮魚が一切れ。(割と普通サイズというか、病院らしくない、大きいサイズ)、添え物。
ちなみに、入院当日の晩ごはんはこれでした。
いやはや、病院食と言っても、結構ボリュームもあり美味しいし、ちゃんとカロリー計算もされているので、ババには見習ってほしいものだ。
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【退院日】
■朝一の体調チェック
スタッフの人に、「間もなく、退院するけど、抜糸は2週間後なの」とたずねたところ、抜糸はありませんとの事。
「ええええええええええっ?なんで?」
スタッフさんが言われるには、ジジの場合は「切り口も小さいので糸で縫っていない」との事。仮に、内部に糸があっても溶けてなくなるんだそうです。
手術の傷口が大きかったり、深い場合は縫うけど、ジジのように、腹腔鏡カメラや器具を挿入する為の穴あけだけ場合は、縫わないらしいです。
今の医療技術はすごいなあ。
■手術翌日の血液検査の結果が良好なので最終日は省略
■退院手続き(薬と次回の外来受診の予約表受取り)
■執刀医、担当医の挨拶
■ベッド回りの確認をスタッフさんにしてもらい、終了。
以上、入院から退院までの状態です。
ジジのつぶやき
昭和生まれのジジにとって、現在の医療技術や病院運営に、感動と感銘を受けました。
数日間一緒に過ごすスタッフさんの意識がここまで患者の意思に沿いながら、一緒に治すことに取り組む姿勢は、入院前はジジは申し訳ないけれど想定していませんでした。
それから、手術後も入院患者さんそれぞれの執刀医や担当医の方々が何度も病室に顔をのぞかせてくれて、体調や手術についての感想を聞いたりしていました。
過去の病院と違って、執刀医や担当医の方々の徹底的に患者との信頼関係を築き、患者の心情を考慮しながら、どんどん自らのプログラムを書き換えて対処していく姿は、昔の医療とは桁違いの能力差を感じずにはいられませんでした。
考えてみれば、ジジの手術の時間は16時の予定が21時からとなりましたが、もともと16時からの手術の開始は、ジジがどうしても誕生日前になんとか手術を済ませたいという希望。
そうでなくても、手術予定はいっぱいでしんどいのに、執刀医や担当医の方々がジジの無理な希望をきいてかなえてくれたこと。
しかも、他の方々の手術が遅延をして、みんなクタクタだろうに誰一人として嫌な顔をせず、執刀医も絶対に患者の意思等によるものなどと他責にせず、自分たちの意思で絶対にやり遂げるという、一種の信念みたいのには、医療現場でのプロはこのレベルなんだとつくづく感じるとともに賞賛に値すると思いました。
いやー、たった数日間ですが、医療現場で働く人たちの本気度と過酷な現状に「これは、高給をもらっても、誰も文句言えない。執刀医あたりは、いったい、いつ休んでいるの?」と思いました。
市立の総合病院なれど、ここのポリシーと技術は大満足です。
ジジもそして、ババも今後のこういったケースはこの病院にかかることを決意しました。大変勉強になりました。
いや、ババは「自分は健康体じゃけ入院なんかせんもーん。」と言ってました。ほんとのんきなババだ(笑)
もう年も年なのだからちゃんと自己管理して欲しいものだ。
それからはジジの体調もどんどんよくなり、予定通り週明けから仕事復帰する予定です。
痛み止めも念のためもらいましたが、服用を忘れています。・・・それだけ、痛みがないということです。
おしまい
おっと!
退院は土曜日だったので、手術入院費用の支払いは後日となり、金額はまだわかりません。またご報告しますね。
明日入院で胆嚢摘出手術します。13日午後2時から手術予定です。ジジのようにきれいに傷がなればいいなと思います。手術の参考にされて頂いてます。