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節分で太巻きをほおばるババを見て、鬼が内におると口が滑ってしまったジジです。

みなさん、こんばんは。ジジです。

今日は、節分ですね。業者の企画がはしりと聞きますが、我が家では、夕方にスーパーで太巻きを買い、夕飯を兼ねて食べて、邪気を払いながら、一年の幸福を祈りました。
私(ジジ)が子供のころは、寿司は特別なもので、巻き寿司を一本丸かじりというのは、想像できないくらいの贅沢でした。
それが今の時代は、こうして太巻きの一本食いはもちろんのこと、にぎり寿司もすぐ手に届くところで売られて食べることができるようになったんですから、寿司好きのジジにとってはありがたいことです。

さて、話しは節分(イベント)にもどり、まず食べる前に北北西の方角を探すことから開始。
ジジはグーグルで方角を探すも、自分の方がグルグル回ってしまい、方向が定まりません。
ババの方も、自分のスマホアプリで探そうとしましたが、まず、地図が表示されず、これは方角を定める以前の問題。
まあ、シニア世代のすることなので、あいまいなところは許容して、ようやくこのへんかなあと予想されるところが探し当てれたので決定。
ジジは洋風のエビ、カニ入りの太巻き。ババはアナゴ入りの恵方巻。
この時、巻き寿司は巻き込んだ福が逃げないようにと無言で食べるようにとジジババはしているのですが、早食いのジジがいつものごはんと一緒で、先に食べ終わったので、それまでし~んとしていた無言状態から
「食べたよ。」
とババに言った時、隣りで鬼のような形相で、まるで金棒をくわえるようにもくもくと巻き寿司を頬張るババを見て、うっかり口が滑ってしまいました。
「鬼が内におるで!」
言ってしまった後で、はっと気が付き肝が冷えましたが、もうすでにあとのまつり。
でも、なんのことはない、食べ終わったババに
「何か言った?」
と質問されたので、食べる事に夢中になっていたみたいで、どうやらジジの言葉は良く聞こえてなかったみたいでありました。
ほっとしたというか、食べ物に夢中になり我を忘れるあたり、ババはやはり獣の類いや鬼の部類に入るのかなあと感じ心の中で笑いました。
このところの老け込み具合は、年のせいもあってか、またはぐうたらし過ぎのせいかは分かりませんが、すっかりと頬の肉が落ち込み、鬼顔に似てきた感じがするババ。と言ったらまた叱られるかな。
たぶん、口や態度には表さないけれど、それなりにいろいろ苦労をして来たんだろうと思う。
その苦労の半分はジジの責任でもあるので、これからは適度なぐうたらと適度なメンテをすすめることにしました。

子供が自立前は、わいわいがやがや楽しんでいた、節分イベントでしたが、二人だけで、太巻きを食べる時間は妙に周囲がし~んとした感じで寂しく感じるとともに、昨秋からの頭鳴りが聞こえます。
何にしても、二人で手を携えて、末永く幸せでいたいと思う、ジジでした。

おまけ
夕食代わりのイベントのつもりでしたが、そのあと、ババはレンジでチンのチャンポン麺を、ジジは前の日のカレーとこれまた二人分はあるだろうと思う、白ご飯を「残ったらいけないので」と言われ頑張って食べました。
心も、おなかもいっぱいになったジジでした。
おしまい

    
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