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「22年目の告白」-私が殺人犯です- 久々に見応えある映画を観たなと思ったジジです。

みなさん、こんにちは。ジジババのジジです。
お読みいただきありがとうございます。

本日、封切の【「22年目の告白」-私が殺人犯です-】を観てきました。
結構、前評判も良かったので、混雑するかなと思いつつ、夕方を選んで行きましたが、初日立ち上がりのせいかな空席率60%くらいに感じました。
まあ、適度な混雑でジジババにはちょうどよかったということですね。

「22年目の告白」-私が殺人犯です-

藤原竜也と伊藤英明のW主演

藤原竜也と伊藤英明のW主演でした。
ユニークな演技で定評あるお二人の演技なので、妖艶な美貌の連続殺人犯・曾根崎(藤原)と、曾根崎を追い続ける刑事・牧村(伊藤)、さぞかし演技の激しい戦いになるかなと期待しましていましたが、期待を裏切られることなく話が展開していきました。
すべての国民が、曾根崎雅人という男に本当に狂わされます。

後半の展開は・・・そうきたか!

後半からの急展開する内容に関しては、人が自分の大切な人を失った時の執念と言うか、憎悪と言うか、悲しさや怒りなど・・・様々な感情が登場する人物と同化するように伝わってきます。

トイレに行くことが出来ないくらい一時の目も離せない

そして、予想外の展開で「そうきたか!」となり、途中で結末が予想出来たりしますが、ストーリー自体ジジを釘付けにして、決して最後まで飽きさせることなく、目が離せない状態に。

ジジは歳のせいもあって、時折、上映時間フルでトイレが持ちません。
正直、今回も初夏の為か場内で施された適度なクーラーに反応し、後半に差し掛かった段階で、最後まで持つかなあと言った具合でありました。
けれど、今回はトイレに行くことが出来ないくらい一時の目も離せない。ジジは最後まで我慢して、いつものように最後の最後のエンドロール終了まで目を見開いてみることが出来ました(笑)
でも、これが正解!
映画はエンドロール終了まで観ることをおすすめします。

所詮「法」は人間が考えたもの

この映画は、加害者が本を出版して被害者家族を苦しめると言う実際に起きて社会問題になった社会風刺的な要素も絡めて、連続殺人事件の背後にある色々なストーリーを交えながら進んでいきます。
犯人の事をお伝えするのは、観てのお楽しみさせていただきますが、
自分がその被害者や証人、あるいは遺族だったらどうするか、どう考えるかと、「法」の壁とのせめぎあいに妙な共感を覚えました。
大切な人を失った悲しみや怒りや憎しみは永遠に心の奥底に存在し続けると言うこと。愛する人を奪われた遺族の苦しみは癒されるものではないんですね。

たとえば、現在、国会では「共謀罪」が審議されています。
野党の方々も一生懸命その検証に当たっておられますが、おそらく阿部首相の元、強行採決されるのではないかと思います。
かつて国会で3度も廃案になった「共謀罪」を十分な審議もせず急いで承認する必要があるのでしょうか。
国会の仕事の中心は法律を決めること。様々な法律が知らない間に作られ増え続けています。

私たちが考えておかなくてはならないのは、「法」は万全なものではなくて、所詮、その時の権力者がその時の都合によって設定されるものなので、必ずしも従うものにとって、万全とは言えないということ。
そして、過去の歴史上では、あらゆるものがそれらの失敗や失策を繰り返し、「法」自体も変化をし続けているということです。
安易に十分な審議もされないままに時の権力者が数の力を借りて決める「法」ほど怖いものはありませんね。

何か、重い話しになってしまいましが、そんなことを思わせる見応え十分な映画でした。
あまり本を読まないジジとしても、改めて本を読むのもありかな。

ジジのつぶやき

昔々、ジジが学生時代ですが、一般教養として法学を学びました。
その時に教授が教えてくれた「法」の解釈では、一番頂点にあるものは、人間が都合よくつくる「法」ではなくて「道徳」でした。
あまり勉強熱心ではありませんでしたが、ジジも納得した事を今も覚えています。
自分の大切な人が傷つけられたり、不当に命を奪われたら、やっぱり「法」は後回しで憎しみがわきます。
そのためにも「道徳」は大切と改めて思い出したジジです。

昨今、大切な「道徳」が忘れ去られてしまいがちとなり、何かとマニュアルの存在や法整備で置き換えられてしまうのは、ちょっぴり生けるものとして寂しい気がしますね。

おしまい
最後までお読みいただきありがとうございました。

ちなみに、うちのババは俳優「藤原竜也」が大好きなようす。主演する映画やドラマも欠かさず見ています。

ジャンルを問わず演じ切れる演技力に惹かれるそうですよ。
ババも映画の日記を書いているようなので、たぶんしょーもないとは思いますが、よかったらどうぞ⇒「ババの日記」

    
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